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初夏の汗ばむ陽気のなか、道浦母都子さんの特別講座が開催されました。参加者72名のうち、一般・文校OGの方が14名。
近代短歌から現代短歌までを振り返りつつ、小説や詩との違いと共通性についての、とても興味深い1時間あまりの講演でした。
その後、参加者に原稿用紙をくばり、“愛の短歌(うた)”を実作してもらいました。
次の5首は、講座後も教室に居残り、机とイスの並び替えを手伝ってくれた5名が作り、道浦さんからも好評だったものです。5名とも短歌初挑戦でした。
雨の日の傘はどこへとながれつくあの日のもとへひらいたままに
もねこ(夜・松本クラス)
靴のひも結んで雲の切れ間見て別れたばかりのきみの声聴く
山田奈央子(夜・高田クラス)
砂時計逆立て時を巻きもどし遠い面影さがす砂浜
河上政也(夜・高田クラス)
そい寝する妻を横目に君思ふ我の心のいとあやうきよ
山岡優作(通教・四宮クラス)
懸想文書いたつもりが暗号文解読できる人どこへやら
坂元みーか(夜・松本クラス)
(小原)