『樹林』9月号(通教部作品集)の編集後記より
2011-08-19


●先日、わが家の狭い裏庭が1メートルほど間隔をあけて何箇所も、おおきくえぐられていた。家の付近で牛馬をみかけたことはないので、山から猪かなにかケモノが現れたのではないかとゾッとした。うちの二人の中学生に聞いても、自分たちはそこで遊んでいないし、心当たりはないと言う。翌朝、いつもパソコンで京大原子炉実験所の小出サンの話を聞いてから仕事に出かけるヨメハンに、謎の足跡の話をふってみた。わたしよ、と事もなげに言う。放射能にどの程度汚染されているのか検査してもらうために、庭の土を所定の袋に入れて東京の市民グループに送ったのだと言う。1万5千円かかり、奈良県でサンプル提供者はうちともう1軒だけとのこと。いずれ、全国的な調査結果はネットで公表されるらしい。ヨメハンほどではなくても、原発や放射能のことは考えつづけていかなければ●9月4日文学講演会において、村薫さんは原発問題についても大いに語られることと思う。その次の日曜日(11日)は、通教部スクーリング。どちらにしようか、迷っている遠方の通教生も多いのでは。村さんの話は、なんらかの形で詳報したい。          
   
(小原)
[事務局日誌]

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